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deusnatura: “今日は 海外でのクレジットカード支払いで注意すべきこと。 具体的には日本円か現地通貨かどっちにする?と聞かれたら どちらを選ぶべきなのかを検証したいと思う。...

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deusnatura:

“今日は 海外でのクレジットカード支払いで注意すべきこと。 具体的には日本円か現地通貨かどっちにする?と聞かれたら どちらを選ぶべきなのかを検証したいと思う。 最近海外でクレジットカード支払い時にVISAカードを出すと 「現地通貨にするか日本円にするか?」 「通貨選べるよ」とやたらとご親切なオファーを 言われることが多くなった。 このオファー受けていいか拒否るか これ咄嗟に判断するの凄く難しくない? 私には難しかった。 何故ならどっちが損か得か明確な答えを 持ち合わせてなかったから。 なのでじっくり検証したり調べてみたりで 私なりの答えが出たので書いてみる。 まずは私のちょっとしたエピソードから。 ラスベガスの某ブランド店で買い物をした時のことである。 そこそこの値段が張る買い物だったので ソファに座ってゆったり会計するという方式であった。 AMEXとVISAカードどっちを出すか迷ったのだが AMEXって為替換算レートがあまり消費者に有利ではないので VISAを出したらお店の人が 「日本円建てとドル建てどっちで支払いますか?」 と聞いてきた。 ブルータスお前もかの心境である。 アジアの主要都市、シンガポール、バンコク、香港等では五年前くらいから この「通貨を選んで決済できる」という方式が時々トラップのごとく 出現していた。 シンガポールや香港のホテルでの決済時、不意打ちのように 通貨選択を迫られてびっくりしたんだけど、 会計の時はどんなに相手を待たせても念入りにチェックするという ルールを自分に課してるため、 (海外で間違った会計をやらかすと、 後始末で膨大な無駄時間を取られるどころか 結局お金は返ってこない確率が高いという 経験値に基づく自分ルールです) 得意の暗算でちゃんと算出したところ、 ざっくり計算の割に円の換算レートがありえない数値で ドン引きした覚えがありまして、 一見親切を装ったこの「通貨が選択できるよ方式」に 良い印象を持っていなかったんだが たまたまラスベガスでのショッピング 店員さんがとてもいい人で 買うまで散々コミュニケーションとってたので仲良くなってたこともあり 「これ日本円建てで払うとお得ってことあるの?」 って単刀直入に 聞いてみたところ 「そういえばそうですよね〜。考えたこともなかったけど 計算してみますか?」 って言ってくれて その場でiPhoneの為替計算アプリを立ち上げてみたところ 衝撃の事実が明らかになったのである。 あまりにも常識を超えた率の罠が仕掛けられてたのだ。 その場で確定する円とドルのレートは 空港の両替所で現金を変えるよりもひどい 為替手数料が載っていたのである。 わかりやすくするために その時のドルが1ドル約100円だったとしよう。 計算は108.50円くらいでされていた。 手数料率は8.50%である。 おいおい 普通に現地通貨のまま決済すれば VISAとマスターの手数料は 1.63%であるからして6.87%余分に支払う必要があった。 この率は店側が自由に設定できるため これを8.50%ではなく18%とすることも可能 と考えると結構なトラップだと思う わかりやすく言うとこの為替換算レート 今回の店側が設定したものを受け入れると 3000ドルの買い物の6.87%は約200ドルに相当する 何が辛くて200ドルも本来払う必要のない手数料を ふとした気の迷いから日本円建てを選んだだけで 余分に取られなきゃなんないの? というのが正直な気持ちであった。 (考えない読まない計算しないバカに課される 罰金みたいなもんか?) そしてこれって為替レートの良し悪しに 一喜一憂するのがバカバカしい率なのよね。 どんな為替の乱高下があっても8.50%はさすがに1日で 動くことはない(英国のEU離脱とかは毎日起こらないのでね) そもそも休みで旅行してる時って ホリデーシーズン市場が動いてなかたりするからね。 それに私、200ドルをドウデモイイ金額と思うほど 大金持ちではないんで、 (20ドルだって余計な出費は嫌よ) これは到底納得できない金額であるので 現地通貨払いを選択することになるのであるが、 もちろんこの結果を店員さんに見せたら驚愕しておった。 雇われ店員さんにこの為替手数料の率を決める権限なんかあるわけなく ブランドとしてその率を設定してるのであろうことは よくわかったので、恐縮する店員さんをなぐさめつつ 「ドル(現地通貨)で支払うね」 と言ったら 「もちろんです!」とのやりとりがあったのだ。 で、ひょんなことから 金融関係の専門家の友人にこの話を振ったところ びっくりするようなカラクリが仕掛けられてることがわかった。 持つべきものは専門家の友である。 専門家ってのは知識の量ではなく どこの何を調べれば正確な答えにたどり着けるか その場所を知ってることであると 常々思ってるわけですが 彼女曰くどうもカード会社は加盟店に向けて 決済通貨を客に支払い時点で選ばせるサービスを提供すると 加盟店が自由に決めた率で換算レートを決めていいと 勧誘をかけているらしいのである。 要は客をカモにして為替手数料を儲けようぜ!と 持ちかけていたのである。 ありえないパーセンテージの設定も納得である。 自分が加盟店ならどこまでいけるか為替手数料の設定の 限界に挑戦したくなるトラップだと思ったのはナイショ。 そしてこの 「カードの支払い時、決済通貨をその場で選択させ、 現地通貨を選ばなかった場合は、加盟店が決めた為替レートで チャージしますよ」方式 まるで罠のごとく はっきり言っていつ出現するのか このイベントがいつ発生するのか ほぼフェイント的だったのだ。 びっくりしたのはスリランカのコロンボのお土産屋で カードで払った時にこのトラップがあって そもそもこういうところでは店員がサインする前に どっちにする?て聞かないのよね。 通貨の選択肢があることを言わないのだよ。 (店員がシステムを理解してない場合も多い) 店員はこういう場合黙ってペンと紙を差し出すんで なんとなくサインしちゃうとまんまと罠にかかるんですよ。 店を出て、何の気なしにレシート再確認したら日本円にされてて ギャーーーーっと半ば発狂しながら店に戻って 現地通貨にかえさせたのはいい思い出です。 (良くない思い出か) そしてまたバンコクのレストランでは 日本円にされてたので直せと言ったらすっとぼけられて 「大丈夫大丈夫なおしとくから」みたいな こいつら確信犯ですわ。 もちろんきっちり日本円で請求されてました。 額が大きくなかったので勉強代だと思って泣き寝入りですが やはり現地では気をつけねばと思った次第。 そんな数年間を跨いで体感でいうと ここのところ8割くらいの確率で出現するようになってきた。 この通貨選択トラップ。 カード会社の勧誘が功を奏して? 通貨を選択可能な端末が浸透し始めたのであろう。 そして一つ新しいことに気がついた。 AMEXで決算すると、このトラップが発動しないのである。 ほほう。 どうもVISAカードを出すとトラップが発動するようなのだ。 で、ロンドンで実験してみました。 同じ店に2日連続で通い 1日目はVISAを出し 2日目はAMEXを出しました。 最初に立てた仮説は正しく 同じ端末に通してもAMEXでは現地通貨建ての レシートしか出てこなかったのである。 なるほど AMEXを使えばこのトラップないんだな。 ということがわかり そのあとはなるべくAMEXを出して 決済したのでした。”

— 海外でのクレジットカード支払いで注意すべきこと。(日本円か現地通貨か聞かれたらどちらを選ぶべきなのか)
http://kyuinkyuim.blog71.fc2.com/blog-entry-1048.html
VISAカードは使うなということか


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